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今年初のマリアージュ会

2017/01/15

今年初のマリアージュ会

先週土曜日のマリアージュ会、テーマはオーストリア!でした。

 

何度かテーマで取り上げておりますが、やっぱり、今回も美味しい!ワインとお料理で、いつも以上にハイペース、ワインもご参加人数と合っていない消費量でした(笑)

 

最初のお料理はじゃが芋とカリフラワーのレスティ。レスティとは、じゃが芋のお焼き、ガレットのようなお料理で、本来スイスのドイツ語圏の家庭料理なのですが、オーストリアのワインに合いそう(&平瀬の好物)ということで、今回ご用意いたしました。

 

マリアージュ会は当日までテーマは秘密、最初のワインをブラインドテスティングしてテーマを当てていくのですが、今回はその最初のブラインドの際に、「このワイン、カリフラワーに合いそう・・・。」と、お客様がいきなりぴったしかんかん。座布団一枚差し上げたいところでした。(ちょっと意味が違いますね)

その通り、オーストリアで一番の生産量を誇る「グリューナー・ヴェルトリーナー」種から作られたフレッシュで柑橘系の爽やかさとミネラル感、少し白コショウのようなスパイシーさが心地よい味わいで、レスティの焼き目の軽い香ばしさと、少し酸味を利かせたトマトソースにも◎

 

お次はずわい蟹のクロケット。クリームコロッケです。

普通の(と言ったら怒られそうですが)蟹クリームコロッケだと思っていたら・・・

「!・・・!・・・ゆ!ず!」

そう、柚子が入っていました。

予想外の味わいでしたが、これがすごーーーく合っていて、余韻にふわっと香る柚子が上品で、合わせたリースリングと気絶しそうになるくらいのベストマッチ。更にシャンパーニュのソースを合わせて、もう言葉になりません。

 

初め、リースリングとグリューナーヴェルトリーナー、順番どうしようか?迷っておりましたが、試食をして即決。柚子の香りを引き立てる素晴らしい味わいのリースリングでした。

 

メインデイッシュは、やっぱりウィナーシュニッツエル。本場ではお皿からはみ出ているそうです。いつかウィーンに行って、「ほんとにはみ出てるー!」と言ってみたいです。

 

ワインはブラウアー・ツヴァイゲルトをご用意。ですが、白ワインとも合うので、

①レモンを絞って白ワインと、②ソースをかけて赤ワインと

と2パターンお楽しみいただきました。

ツヴァイゲルトもオーストリアを代表する葡萄品種のひとつで、グリューナーヴェルトリーナーに次ぐ生産量を誇ります(黒葡萄では1位)。チェリーや赤系ベリーのフルーティーな味わいと、穏やかな酸味と心地よいタンニン。特別な日ではなく、普段から気兼ねなく楽しみたい、親しみのある味わいです。

 

最後のデザートは、ウィーンと言えば・・・ザッハートルテ!が有名ですが、それと同じくらい広く知れ渡り、歴史あるお菓子が、リンツァートルテです。

シナモン、クローブ、レモンピール、そしてヘーゼルナッツパウダー(今回はアーモンドパウダー)とバターを入れた生地の上にレッドカラントジャム(今回はコケモモとフランボワーズを合わせました)をのせ、その上に生地を格子状に乗せたトルテです。

最初甘口ワインをご用意しておりましたが、当日は寒かったのでグリュ―ヴァイン(ホットワイン)にしました。

 ←一人前ではありません。

 

久しぶりのオーストリアマリアージュ、やっぱり美味しい!

忙しくてたまにしかあわないけど、いつ会っても素敵だね!と、久しぶりに会っても魅力的な同級生のような安心できる味わいとおいしさです。

ご参加された皆さまにもご満足いただけて、今年もみなさまに美味しい!をお届けするぞ!と、決意を新たにしました。

 

次回2月の第二土曜日は建国記念日で祭日となりますので、翌週18日土曜に開きます。

 

1回のみのご参加でも構いません!みなさまのご参加を心よりお待ちいたしております!

 

 

今年も世界中の美味しいワインとお料理をお楽しみくださいませ☺︎

 

ちなみに今回使用した柚子は県産(しかも那覇市)です!

池宮城


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