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テイスティング

2017/09/27

先日ソムリエ協会による呼称認定資格試験(ソムリエ、エキスパート、日本酒)の2次試験が実施されました。

テイスティングがメインで、今年は(も?)難しかったようです。

 

今年も受ける資格を得られなかった私。でも実はこっそり?8月までセミナーを受講しておりました。

 

ソムリエ協会が全国5都市で開催したテイスティングセミナー。呼称認定資格保持者で協会会員であることが参加条件です。

昨年、東京と大阪で開催し好評でしたので、今年は少し拡大されました。

 

昨年の条件は『シニア資格保持者、またはコンクール出場経験者』という高いハードルでしたので、「へー、ハイレベルだー」と、他人事でした。

 

しかし、今年の初めに出た今年度の募集要項を見ると、「!あれ?もしかして、私も受ける資格ある!?」

 

でも…

 

「噂によるとこのセミナーは普段とは違い、講師ではなく受講者全員がコメントをしていく…。ビシバシ指摘され、結構キビシイらしい…。私の今のレベルでついていけるのだろうか?きちんとコメント出来るのか?変なことを言って恥をかかないだろうか…?しかも一番近い開催地で福岡だし、平日で仕事休めないし、それが月1回半年間も続くのに、大丈夫なのか?」

 

と、ネガティヴシンキングが頭をぐるぐる。

 

うーどうしようーでもー…。

 

しばらく悶々と悩み

 

でも(でもが多くてすみません)

「やっぱりこの機会を逃したくない!いや、逃してはいけない!本気の勉強会だよ!一流の講師陣だよ!しかも一回の参加費、4,000円!この贅沢なセミナー、参加しないと後悔するよ!恥かいても死なないよ!」

 

と、熱い体育会系の血が騒ぎ(?)、平瀬とシェフに了承を得て(ここが一番緊張)LCCで早割りのチケットを取り(もちろん毎回日帰り)、3月から8月まで、月1福岡セミナー参加を決行しました。

 

記念すべき第1回目の講師は、泣く子も黙る日本トップソムリエの石田 博さん。

冒頭で、なぜこのセミナーを開催する事になったのかを仰っていました。

 

それは、石田さんをはじめ、現在日本で活躍されていらっしゃるトップソムリエの皆さんがまだお若い頃。

田崎真也さんによる、テイスティングセミナーが開かれてい ました。世界一を極めたバリバリの田崎さんが後進育成のために始められたそうです。

参加者は、日本のトップ・世界のトップを目指す精鋭ばかり。その中でも一番上のクラスは石田さんや佐藤陽一さん、中本さん…と、コンクール常連の皆さんが在籍されていたそうです。

 

ハイレベルな皆さんなら、コメントもばっちりで、スムーズに授業も進んだんだろうなー。と、思いきや、

そこは世界の田崎さん。非常に厳しかったそうです。

「なぜそのコメントなの?その香りはどこからくるの?そんな香りはない。」

笑顔などあるわけはなく、皆さん緊張のピーク。マイクが回ってくる度に手が震え、声が上ずり、しかもそのマイクは汗で濡れていたそうです…。

勉強会の前日にはお腹が痛くなり、「あー。行くの嫌だ…。やっぱりもう嫌だ…辞めたい…」と、勉強になると分かっていながら、苦しむ方も(実際に経験者の方から伺いました)

 

みんなの前でコメントをし、的を得ていなければ厳しく指摘される。大人になって人前で落ち込むのは、こたえます…。

 

でも(また、でも)

緊張感の中で真剣に学ぶからこそ身につくし、そうでなければいけない。そうして得たものはしっかり実になる。

と言うような事を仰いました。

 

実際に当時その勉強会に参加されていた方は、皆さん今でも現役バリバリの一流の方たちばかりです。

 

そして今、ひとりひとりのレベルアップ、スキルアップの為に、学ぶ場が必要なのではないか。

との思いから開催に至った、との事でした。

 

そして、大切なのは

 

・上手い事を言うのではない

・自分の出来る、出来ないを知る

・分かっているけど言葉に出来ない→分からないで終わってはいけない→言葉が足りない

人のコメント・言葉を聴く(コメントの内容、それを講師が指摘したなら、その内容…なぜそうなのか)

参加者が10人居れば、自分以外の9人のコメントを聴き、言葉を増やす事が出来る

自分のコメントに活かせる

 

 

★テイスティング勉強会で大事な事は、自分がコメントする事ではなく、他人のコメントを聴くこと

 

なので、テイスティングは複数人で行う方が効果的、と耳にタコができるくらい聞いておりますが、そうなのです。

この事は毎回違う講師の方全員が必ず仰っていました。

 

そうなのか、自分のコメントは大事じゃないのか!と、気を抜いて…良い訳はなく、案の定笑顔も出ない緊迫の雰囲気。

あと何人で自分の所にマイクが回って来るのか…その時どうコメントするべきか…。脳がフル回転、でもあまり詰まってないから空回り。あー、もっと日頃から勉強しておくべきだった。うー!

その場はなんとかくぐり抜けましたが、勉強不足である事に変わりはなく、自分の甘さを反省。でも、そうして自分の今のレベルを知る事が出来ただけでもやっぱりここに来て良かった、と、それだけでも収穫でした。

 

帰りの飛行機では充実感で満たされ、直行して出勤すると平瀬にすぐさま報告。

池「石田さん、とても厳しくて緊張のセミナーでしたが、大変勉強になりました!ありがとうございました!」

平「でもまだまだ足りないよ。甘いよ。もっと震えるくらいにならなきゃ!」

ううっ。キビシイ一言。

それもそのはず、先ほど申し上げました田崎さんの恐怖?の勉強会の1番上のクラスに、平瀬は在籍していたのです。

なので、いつも話を聞いておりました。前日にお腹が痛くなったのは、平瀬のことです。

やはりその時学んだ事は未だにしっかり身について、平瀬の血となり肉となっているそうです。

 

 

その話をいつも聞いていたので、こんな私でも自然と参加したい気持ちが湧いたのだと思います。

 

講師の方は毎回トップクラスの方ばかり。

森さん、阿部さん、中本さん、アドバイザーコンクール歴代優勝者の長谷部さんと紫貴さん。

皆さんそれぞれの素晴らしい内容で、

 

このままずっと毎月参加したいな。

来年もあるのかなー。

…参加したいなー。

 

でも、また平日開催だと、仕事に影響してしまう…。 

しかもシェフはこのセミナーがシニア試験合格の為、と思っているようだけど、今年また落ちちゃったし…。

来年も福岡に行かせてもらえるかな…。

 

 

 

沖縄で開催されると良いのにな。

 

 

 

 

風の噂によると。

 

開催するには、最低30名の応募が必須条件だそうです。(運営する為にはどうしても)

 

皆さんがその気になれば、もしかすると沖縄での開催も。

 

 

 

いつか、このテイスティングセミナーを沖縄で開けたら。

 

 

確実に自分のプラスになります。

ひとりで本を読むのも良いですが…

実践に勝る学びなし!(一応、本は読んでからです!)

と言いながら、まだ私自身ちゃんとコメント出来ません…。

だからこそ、このような場が必要だと感じます。

でも、1人では実現できません。あと29名の方がご一緒でなければ。

皆さま(ソムリエ協会会員の方で資格をお持ちの方)、いかがでしょうか。

 

と言っても、私に大きな力はありませんが…。

 

 

きっとドキドキわくわくしますよ☺︎

 

 

池宮城


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