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ドイツ・オーストリア ワイン会

2022/04/08

ドイツ・オーストリア ワイン会

先月末に開催した恒例のマリアージュ会、テーマはドイツ・オーストリアでした。

まずはホワイトアスパラガスとサーモンのリエット、フランケンのジルヴァーナー。

サーモンにはディルも混ぜて爽やかに。

 

 

お次は山菜のフリットとドイツ・ラインガウで造られた甲州ワイン。めちゃんこ美味しいです。日本の甲州の美味しさ、ドイツワインのエレガントさの両方を兼ね備えた、良いとこどりMIXといった素晴らしい味わいでした。山菜のほろ苦さと絶妙な組み合わせ。ほんのり甘みが和食にもよく合いそうです。

フォアグラのパルフェは隠し味に白味噌を少々。ソースは黒糖カラメルソース。シェフ手製ブリオッシュとご一緒に。ドイツのアイスワインをあわせました。シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)から造られたアイスワイン 、その日一番の人気でした。

メインディッシュはシャラン産鴨胸肉のロースト、オーストリアのブラウフレンキッシュを合わせました。ブルーベリーのコンポートを添えて。

 

チーズは唯一入手できたドイツチーズ、ブルーチーズ・カンボゾーラ(青カビが少なく、白カビチーズのように見えますが…名前はカマンベールとゴルゴンゾーラを合わせた造語です)と、ドイツワイン品種の栽培が盛んな北海道の白カビチーズ・コバン、そして花びらのようなおなじみテテドモアンヌ。ブラックベリーのジャムを塗り、くるくる。そうすると花びらの間にジャムが挟まり美味しさ倍増です。(2013世界最優秀フロマジェコンクール優勝の村瀬さんの技です)

ワインはゲミシュターサッツを。

デザートはシュヴァルツヴェルダーキルシュトルテ。フランスではフォレノワールと呼ばれる「黒い森」のケーキです。

針葉樹が広がり、遠くから見ると黒い森のように見えるというドイツのシュヴァルツヴァルト地方のさくらんぼとキルシュヴァッサーを使ったケーキ。ココア入りの生地と生クリーム、そしてくるんとしたチョコレートの飾り・コポーが目印です。グリオットを使うのがポピュラーなようですが、今回は入手出来なかったのでダークチェリーを使い、生クリームにはカスタードクリームも合わせて、キルシュをきかせ、上にはチョコレートクリームも。(当日はコポーが上手く作れませんでした…写真も撮り忘れたので、再度作り撮影しました。リベンジなのでコポー多めで盛り過ぎてしまいました)

アメリカ産ダークチェリーを使用したせいか少しアメリカンなフレーバーを醸しておりますが、ありがいことになかなか好評で、リクエストがあればいつでもお応えしたいと腕まくりしております。

 

そして今回はブレッツェルも焼いてみました。見てお分かりの通り、シェフではなくわたくし池宮城が挑戦しました。ちょっとどころではなく形がいびつですが…味はちゃんとブレッツェルでした。

「プレッツェル」と思っておりましたが、正式には「ブレッツェル」、「ラオゲンブレッツェル」と言うようです。あの独特の香ばしさと味わいは、ラオゲン液なるものに浸すことで生まれるそうなのですが、そのラオゲン液というのが水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を水に溶かしたもので、劇薬なので薬局で身分証を提示しなければ購入できないという高いハードルが。何かを企んでいる怪しい人と思われたらどうしようという不安もあり、沸騰したお湯に重曹をいれた液で代用出来るとの事なので、素直にそれに従いました。理科の実験のような作業でしたが、なかなか楽しく、元々ブレッツェルが好物という事もあり、これから時間を見つけては作りたいと思います。

 

 

ドイツ・オーストリアワインは食事に合わせやすく、きれいな味わいの印象もあるせいか、皆さま召し上がるペースも早く、量を召し上がっても爽やかなご様子でした(笑)

いつ何時も安心して楽しめる、そんなワインが多いドイツ・オーストリアワイン。和食や家庭料理ととも合わせやすく、気軽に楽しめます。皆様もご自宅で是非!

 

次回は4月24日(日)17時より、テーマはアルザスです。ドイツと似ている所も多いのですが、美味しいアルザスワインが飲みたいっ!という気持ちが抑えられませんでした。季節も春が似合うような気もいたします。

 

次回も皆さまのご参加お待ちしております。


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