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9月コートデュローヌ ワイン会の写真です!
2023/10/31
9月はフランスのコートデュローヌをテーマにしました。
じっくり飴色になるまで炒めた玉ねぎの甘さが病みつきになるタルトオニオン
サン・ペレイでマルサンヌ種から造られたナッツや蜂蜜のような香りを伴うしっかりとした味わいのスパークリングワイン
ローヌのロゼといえば、のタヴェルロゼ。歴史も古く、フランスを代表するロゼワインです。
グルナッシュノワール、サンソー、シラー、ムールヴェドル、クレレット、ブールブラン、たくさんの葡萄品種ですね。
この濃くて鮮やかな色はいつ見ても元気になります。
合わせたのは鴨のパテ。豚のパテも美味しいですが、ワインに合わせてパテもいつもよりしっかりとした味わいに。
三品目はスズキのパイ包み!
かわいい!
シェフは初挑戦だったようですが、なんともきれいに、そしてかわいく焼き上がりました。
食べるのがもったいないぐらいでしたが、容赦なく(当然ですが)温かいうちにすぐにカット。白ワインソースと最高にマッチ。
スズキをさらにムース(帆立と魚の)で包み、それをパイで包んでオーブンへ。
焼き上がったパイの良い香りが部屋中に広がり、それだけでワインが進みそうでした。
ワインはスパークリングワインと同じ産地、サン・ペレイ。こちらの品種はルーサンヌです。
栽培が難しく酸化しやすいルーサンヌ種を100%使用。芳醇で複雑な香りと黄色の柑橘類、黄桃のコンポートのような香り、バターやナッツ、蜂蜜などとミネラルがきれいにまとまり、ふくよかな味わいはパイの香ばしさと白ワインソース、お魚の旨味と見事に◎
ローヌの白ワイン、フランスの他の地域のワインに比べると、皆様飲む機会はあまり多くないようですが、その魅力を知ってしまうと、どんどん虜になる美味しさです。
メインはコートロティとアメリカ産の牛フィレを。焼き目を付けて香ばしく仕上げました。
タプナードも添えて。
コートロティは2016と2019を飲み比べ。少し落ち着いて複雑さが出て来た2016と、しっかりとした2019。
どちらもそれぞれの良さがあり、それもたのしく味わえました。
チーズはシェーヴルのピコドンとブルー デュ ヴェルコール サスナージュ。梨と無花果と。
デザートは撮り忘れてしまいましたが、わたしの十八番、ヌガーグラッセでした。
最後は甘口のスパークリングワイン、クレレット ド ディーを合わせました。
ローヌ渓谷の中部に位置するディー村で造られるスパークリングワインで、品種はミュスカ・プティ・グランとクレレット。一次発酵の途中でワインを瓶詰めし、残った糖分によって瓶内発酵を進めて造る、メトード・アンセストラルという古代製法です。
久しぶりのローヌ、実は私たちはローヌというだけでテンションが上がるほど好きです。
皆様とご一緒に愉しむことが出来て、とても嬉しいワイン会でした☺︎
今回お出ししたスパークリングワイン2種とロゼワインは同じ生産者で、ローヌでは有名な「M.シャプティエ」です。
1808年創業の家族経営ワイナリー
写真では分かりづらいのですが、全てのワインラベル(エチケット)に点字を採用しています。
かつてエルミタージュに畑を所有していたモーリス・モニエ・ド・ラ・シズランヌ氏が失明してしまい、事業を継続出来なくなり、シャプティエが氏の畑を引き継ぎました。氏は点字の短縮版の発明をされたそうです。その功績に敬意を示すと共に、視覚に障害を持つ方々にも美味しいワインを届けたい!という思いが込められています。
他のワインや飲料、食べ物以外でも、なるべく多くのものに同じように点字を採用してほしいな、と思います。
長くなりましたが、やっぱり美味しい!ローヌワインでした。
熟成ローヌを思いっきり愉しむ会、というのもやってみたいです。いつか…いつの日か…
次は10月北イタリアのワイン会の様子をお届けします!