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あっと驚かすことはできず・・・
2016/03/22
先日、恒例の勉強会を開きました。
今回も、ワインのことを分かっているようで、まったくわかっていなかったことが判明し、先輩のコメントを聞いて、勉強させていただきました。経験の差を感じました。
今回はピノ・ノワールの産地別比較試飲。
なかでも一番興味深かったのは、自然派の造り手によるピノ・ノワールをティスティングした際のこと。
ブラインドなので、情報に惑わされず、シンプルに自分の感じたことが言葉として出てきます。
そのワインには独特の香りがあり、みなさん戸惑っていました。私も、「いい香り!美味しそう!」と、素直に言えず、一瞬顔をしかめてしまいそうになりました。ところが、先輩の中には、「でも、この香りの奥には、素晴らしいものが隠れている」と、とらえている方も。
空気に触れさせ、時間がたつと、徐々にワインの持っている素晴らしさが出てきました。
なるほど、ここからこの子の良さが出てくるんだね。本当は、素敵な子なんだね!と、発見。
ここで学んだことは、このようなワインをお客様にどう召し上がっていただくか。
この子の美味しさをきちんと引き出してあげないと、誤解されてしまうかもしれない。
グラスのかたち(実際にいくつかのグラスで試してみました)、抜栓のタイミング、どのようにサービスをしていくか、それを皆さんと一緒に検討していきました。もちろん皆さん同じではなく、感じ方は様々です。ですが、だからこそ、こういう風に感じることもあるんだということを知ることができます。
勉強会のすばらしいところは、いろいろな方の意見を伺えることです。経験や職場の形態、立場が違う方たちから、それぞれが感じたことを一度に伺える機会はそう多くありません。
おひとりで仕事をなさっている方は、普段ご自分ですべてを判断されているので、疑問に思ったことを聞くチャンスでもあるようです。
遠慮なく、いろんなことを話し合っていけたらいいな、と思います。
活発に発言しなくても、そばで「ふむふむ。」と聞いているだけでもいいです。
「いけみやぎさん、あいかわらずだなー」とか思っていただいても、問題ありません(笑)
毎回参加できなくても、タイミングが合った時だけでもOK!(←ちょっとノリがよすぎてすみません)
次回は4月25日月曜日、11時からです。
レッツ・スタディ!
ちなみに、写真右端のブランデーとダークラムは、いつもの(?)黒グラスでティスティングしました。
黒グラス、面白いですよー!
池宮城
ドイツワインに目覚めた夜
2016/03/22
去った3月11日金曜日、大阪のドイツワイン輸入会社ヘレンベルガー・ホーフ株式会社の山野社長と宮本様をお招きして、6種類のドイツワインと、春の食材を使ったお料理を楽しむ(最近はペアリングと言います。私はマリアージュの方が好きです・・・)会を開きました。
サン.ヴァンサン初・スクリーンにドイツの畑や醸造所、生産者の方の映像を映し出し、山野社長のお話しを伺いながら進めていきました。
お越しになったお客様のほとんどが、初めは
「ドイツワイン、昔は飲んだことあったけれど、最近はないわ・・・」
「ドイツワインの良さは知っているのだけれど、実際にはフランスやイタリアワインを選んじゃう」
とおっしゃっていました。
し・か・し
①ラッツェンベルガー バッハラッハー・ゼクト リースリング
シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵製法・3年以上瓶内熟成、動瓶は手作業(瓶の底に動瓶の際の手書きの目印が付いていました)という丁寧な造りで、クリーミーな泡立ちと柑橘類の清々しい味わいに、皆様スタートからハートを撃ち抜かれたようでした。
お料理*「春野菜と貝類のジュレ寄せ」 (菜の花・たらの芽・スナップえんどう・芽キャベツとホッキ貝・帆立・蛤)
(※お料理の写真を撮り忘れてしまいました。申し訳ありません。)
②ゲオルグ・ブロイヤー ソヴァージュ リースリング
しっかりとした酸とミネラル、爽やかさでありながら旨みもあり、辛口ですっきりだけど、最後のわずかな葡萄の甘味も心地よく、和食とも合わせてみたくなるような味わいに、ドイツ・リースリングの魅力を再発見。
お料理* 「魚介と野菜のムース 日向夏の香り(桜鱒のムース、甘鯛と帆立のすり身、パセリのムースと人参のムースを4層仕
立てに。春の爽やかな色も楽しい一皿でした)」
③シュテアライン&クレニッヒ ランダースアッカー ゾンネンシュトゥール ジルヴァ―ナー
丸いかわいい瓶(ボックスボイテルという、フランケン地方伝統のボトル)に入ったジルヴァ―ナーには、王道の組み合わせ「ホワイトアスパラガス オランデーズソース」。皆様、会話を忘れてしまうほど(笑)、お料理とワインを堪能されていました。
メインデイッシュは贅沢にも2種類の赤ワインをお出しいたしました。
④フリードリッヒ・ベッカー シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)
⑤ベルンハルト・フーバー シュペートブルグンダー
ベッカーさんの甘い香りとコクのある味わい、フーバーさんの柔らか樽の香りと濃縮した果実味の両方を味わいながら、メインも二種類のお肉とソースを楽しんでいただきました。
お料理*鴨胸肉のロースト フランボワーズとざくろの赤いソース と 豚バラ肉 プラムと赤ワイン煮
(※お料理の写真撮り忘れました。申し訳ありません。。)
どうして私は席についてお料理とワインを楽しんでいないのか、涙がこぼれそうなくらいでした(笑)
最後は
⑥クライネン・フリッツ ブランド・ノワール アイスワイン シュペートブルグンダー
シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)から作られる極甘口ワイン。色は赤ではなく、白(ゴールドに近い)です。
デザートはアプフェルシュトゥルーデル。シュトゥルーデルとは、ドイツ語で「渦・渦巻き」との意味があるそうです。りんごとバターと砂糖を加えたパン粉、レーズンを加えて、うすーい生地にバターを塗りながら、ぐるぐるに巻きました。この生地は、新聞紙の文字が透けて見える程の薄さで、焼き上げると、パリパリ・ザクザク。シナモンアイスを添えました。
(※こちらもお料理の写真を撮り忘れました。申し訳ありません。。。)
皆さま、すべてお召し上がりになった後は、
「ドイツワインて、こんなに美味しかったのね!」
「スパークリング、白、赤、アイスワイン、すべて美味しかった!!」
「シュペートブルグンダー素晴らしい!ピノ・ノワールの魅力はブルゴーニュだけじゃないんだね!」
「山野社長のお話しを伺いながらワインを味わうと、美味しさが増しました!」
「こんなに丁寧に、想いを込めて造られたワインということを知ることができて、感動!」
など、大絶賛・称賛の嵐でした。120パーセントどころか、500パーセント以上ご満足いただけたのではないでしょうか。
私もますますドイツワインが好きになりました。
今回はお仕事などで参加出来なかった方も多く、後日この会がいかに素晴らしかったか!と、ご報告をさせていただくと、皆さんとても残念がっていました。
でも・・・
なんと5月に再び、山野社長のスバラシイお話しを伺うことができます!
じゃーん
5月30日・月曜日
14時半から16時半
日本ソムリエ協会沖縄支部主催、恒例の例会セミナーが開かれます!
「世界のリースリング」をテーマに、山野社長のわかりやすい解説、大阪人らしく?ちょっとひとり漫才?が入った、軽快なトークで、皆さん大好き(のはず)リースリングの魅力をたっぷりと語っていただきます!
当日のワインもステキな内容!とのウワサです。
わたくし、非常に楽しみで、待ち遠しくて、4月はボーっとしているかもしれません(笑)
というのは冗談で、4月もバシバシ働きます。
リースリングが美味しく感じられる季節を迎えるころに、なんてぴったりなセミナーなのでしょう!
詳細がわかりましたら、またこちらのブログにてご案内いたします。
きっと、突然ご案内しますので、毎日チェックしてくださいね(笑)
池宮城
ソムリエ協会・例会セミナー。
2016/03/21
こんにちは。みなさま、春の休日を満喫されているところでしょうか。
平瀬、わたくし池宮城が入会している、一般社団法人日本ソムリエ協会では、各支部ごとに「例会セミナー」を行っています。
13の支部が、様々なテーマで多彩な講師陣を招き、ワインをより楽しむセミナーを開催します。
開催のテーマや時期などは各支部ごとに異なり、協会会員であれば、日本全国どこでも無料でセミナーを受けることができます。
沖縄支部のセミナーを受けに、県外からお越しになる方もいらっしゃれば、沖縄から県外へセミナーを受けに行く方も増えています。
各支部、とても魅力的なテーマを掲げています。
沖縄支部の記念すべき第1回目は、「グレイスワイン」で知られる『中央葡萄酒株式会社』の醸造家、三澤彩奈さんをお招きして、甲州ワイン、ワインの醸造についてなど、貴重なお話を伺いました。
醸造家としてのハードな仕事内容からは想像もつかないほど、美しい容姿と上品な人柄。ですが、お話を伺うと、ワイン造りに対する熱い想い、芯の強さを感じました。
世界各地の醸造所で研修し、多くを学んできた三澤さん。試行錯誤を続け、結果が出るまでの長い年月、自問自答を繰り返しながら、諦めかけたこともあったそうです。そんな日々を乗り越え、世界最大のワインコンクール「デカンタワインアワード」で2014年に「キュヴェ三澤明野甲州2013」が金賞を受賞されました。
文章ではなく、ご本人からお話しを伺うと、言葉に重みがあり、ワイン一本に対するこちらの想いも、変わってきました。
ワインをわが子のように愛でる三澤さんが、とても印象的で、これは一滴たりとも無駄にできない・・・!と感じました。
実はわたくし池宮城、三澤さんと同い年であることが判明し、この経験の差、人間力の差に愕然とし、がっくりと肩を落としました・・・(笑)
ですが、こんなに輝く方が同じ時代を生きていると思うと、とても励みになります。
次回は是非、葡萄畑でお会いしたいです!
←せっかくの写真なのに、本当にすみません・・・。(パソコンでは横向きになっちゃっているのですが、i-Padだと、ちゃんと縦にうつっていますね!)
第2回目は、来週28日月曜日 14時半より。
昨年もお越し頂いた、2013年フロマジェ世界一の 村瀬 美幸さんをお招きして、春・夏に楽しむチーズについて、たっぷりとお話を伺います!
村瀬さんもとーっても魅力的な方で、チーズに対する愛情をたっぷり感じます!
そして村瀬さんと言えば・・・チーズプラトー!今回は実演を予定しております!
とにかく、すごい!の一言です!
昨年も大好評で、今年も非常に楽しみです!
今回はブセナテラスまで、遠足がてら?行ってきます!
池宮城
ギャルソンチーズ、入荷いたしました☆
2016/03/20
久しぶりに、ギャルソンチーズが入荷いたしました!
群馬の自然の中で伸び伸びと育った山羊のミルクから作られるチーズは、シェーブルといえども、山羊特有の香り(ゴーティーフレーバー・・・ひーじゃーかじゃー)がほとんどなく、上品な味です。「フレッシュタイプ」「白カビタイプ」おにぎりのように見えますが、「灰まぶし」の3種類をご用意いたしております。
「やっぱりシェーブルは抵抗があるわ・・・」という方、フルーツと一緒に召し上がってみると、美味しさに開眼するかも!しれません。この子たち(チーズ)の為に、オレンジのコンポートも仕込みました!
このギャルソンチーズ、店頭販売はしていないそうです。大量生産もしていません。
出会えるチャンスは、そう多くないと思います・・・。
ぜひ、この機会に味わってみてください。
ほんっとに美味しいです!
いつかチーズ工房に伺いたいっっ!!そして、ハイジのように山羊たちと遊びたい!!
池宮城
本日、明日はお昼より営業いたします!
2016/03/20
とーーーーーーーっても気持ち良いお天気ですね!
本日20日、明日21日は、お昼より営業いたします!
お布団干して、お掃除して、お腹が空いて来たら、サン.ヴァンサンへ!
美味しいお料理をご用意して、お待ちいたしております!
今年もやってきました。ゴディバくま!Tさま、ありがとうございます!(いただいたのは、先週です。白い日!)
池宮城
ホワイトデースペシャルディナーです
2016/03/09
3月 12・13・14日の3日間、ホワイトデースペシャルディナーをご用意いたします☆
◇桜鱒とホワイトアスパラガスのサラダ フランボワーズ風味
◇フォワグラのアイスクリーム 温かいパンデピスと
◇帆立貝のソテー オレンジ風味のスイートポテト
◇牛肉のロッシーニスタイル ポートワインソース
◇スフレグラッセ
◇コーヒー または 紅茶
おひとりさま6,500円でございます。
チョコレートのお返しにお困りの皆さま。きっと、喜んでいただけると思います☆
ご来店お待ち申し上げます!
池宮城
今度の日曜日は、お昼より営業いたします!
2016/03/09
3月13日・日曜日は、ホワイトデーの前の日なので(?)お昼より営業いたします!
夜はもちろん、ホワイトデー・スペシャルディナーをご用意いたします!
パステルカラーのシャツを着たくなるような春の日曜日、皆様のお越しをお待ちいたしております☆
まかない通信・朝ごはん編。ハンバーガーと新じゃがガレット。たまに張り切ります(笑)
池宮城
そして、ローヌ・スペシャルも
2016/03/06
先月29日の夜は、コート・デュ・ローヌをテーマに、スペシャルなマリアージュ会を開きました。
ラングドック・ルーション地方に次ぎ、フランスの一大ワイン産地であるコート・デュ・ローヌ。
南の産地らしく、赤・ロゼが大半で、凝縮した果実味とスパイスの香り、コクのある濃厚な味わいが楽しめます。
さて、トップバッターは、先ほど赤ワインのお話をしておきながら、白ワインの登場です!(笑)
ローヌの白ワイン品種で外せない、ヴィオニエ。
シャルドネやソーヴィニヨンブラン、リースリングなどと比べると、一般の方にはまだあまり馴染みがないように感じます。
今回初めて味わう方が多かったようです。
*Condrieu E.Guigal 2012 コンドリュー・ギガル :ヴィオニエ種
美しいゴールドイエローの外観に、アプリコット、桃、柑橘類やお花などの華やかな香り、豊かな旨みを伴ったふくよかな味わいに、ブルゴーニュのシャルドネとは違った白ワインの美味しさを感じました。
お料理はズッキーニのファルシィ。オニオン、セロリ、日向夏とチーズをズッキーニで包んで、ヤリイカのマリネと、日向夏、柚子の皮を少し。白バルサミコ、粒マスタードのソースです。お料理の色とワインを合わせるのも、マリアージュの「手」です。
お次はロゼ。ローヌはロゼワインが豊富ですが、その中でも有名なのが、タヴェルのロゼです。
グルナッシュを主体とし、豊かで丸みがあり、赤い果実のフル―ティな香りと、しっかりとした味わいでした。黒グラスでブラインドテイスティングすると、赤ワインと間違えるかも・・・知れません。
*Tavel Rosé CHÂTEAU D'AQUERIA 2013 : タヴェル・ロゼ シャトーダケリア :グルナッシュ50%・クレレット20%・サンソー15%・ムールヴェドル10%・ブールブーラン5% ぶどうは別々に醸造し、瓶詰前にブレンド
こちらも「色」を合わせてみました。ビーツの色をメインに、濃いピンク系のグラデーションがきれいでした。
鮪と鰤、赤大根、ビーツ、自家製ベーコンのゼリー寄せ。下の方に茄子のピューレ、セミドライのミニトマトと、タプナードを添えて。このタプナードが、ポイントです。重要です。ワインとの相性を高めてくれました。
メインの前に、「お肉のパイ包み」牛・豚・鶏肉、鶏レバーを、少し大きめにカットして、パイで包みました。赤ワインソースに胡椒をきかせ、レンズ豆を添えて。そしてちょこっと、フォワグラのクリームも。
ここで、シャトーヌフデュパプの登場です。グルナッシュ、サンソ―、シラー、ムールヴェドルを主にブレンドしています。
エレガントでふくよかな味わいは、多くのお客様が「今日の一番」に挙げるほど、魅力的な味わいでした。
*CHÂTEAUNEUF DU PAPE Prestige Roger Sabon 2005 シャトーヌフ・デュ・パプ プレステージ ロジェ・サボン
メインデイッシュは「ジゴダニョー」
仔羊のモモ肉をハーブでマリネしてロースト。(塊の状態で写真を撮るのを忘れてしまいました・・・。)ローズマリーやにんにくの香りが、コート・ロティと見事な相性で、「単体でなく、一緒に味わうことで、ワインとお料理の美味しさが完成する」と、皆さま絶賛。
*CÔTE-RÔTIE CUVEE CLASSIQUE RENE ROSTAING 2005 コート・ロテイ キュヴェクラシック ルネ・ロスタン :シラー100%
フロマージュは
右上はカンタル、左側はブルーデコース、そして陶器に入ったサンフェリシアンの3種類をご用意しました。
カンタルは素朴で滋味深く、サンフェリシアンもまろやかながらもコクがあり、ヴィオニエのふくよかさと良い組み合わせでした。
今回から國場先生に代わり、チーズの解説をさせていただくこととなりました。「お伝えする」ことの難しさを知り、そして皆さんのチーズへの期待も改めて感じました。大変勉強になりました。
最後はミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ。ヴァン・ドゥー・ナチュレルと言い、ワインの発酵中、果汁にブランデーを入れ、発酵を止めて甘みを出す天然甘口・酒精強化ワインです。
*Muscat Beaumes de Venise Le Chant des Gliolles 2012 Paul Jaboulet AÎné ミュスカ・ド・ボーム・ド・ヴニーズ ル・シャン・デ・グリオール :ミュスカ・ア・プティ・グラン
デザートはヌガーグラッセ。
はちみつ風味のメレンゲと生クリームが滑らかな食感で、カラメリゼしたアーモンド、ピスタチオやドライのアプリコット・パイナップル・ドレンチェリーの入った、アイスクリームとは少し違う、大人のデザートです。アプリコットのソースと。
今回は「コート・デュ・ローヌのワインの素晴らしさを、皆さまに伝えたい」という平瀬の熱い想いがありました。親善大使!というわけではありませんが、ブルゴーニュ、ボルドー以外にも、こんなに美味しいワインがあるということをもっと皆さんに知っていただくことができ、「マリアージュ会の醍醐味」を感じた一日でした。
奥が深ーいマリアージュ会、一度参加されると、病みつきになりますよ(笑)!
次回のテーマはイタリア、5月23日・月曜日の18時からです。
次回もお楽しみに!
池宮城
遅くなりましたが、お昼のマリア―ジュ会の報告です。
2016/03/06
大変お待たせいたしました。
先月はオーストリアをテーマに致しました。
まずはワインから。オーストリアの白品種と言えば、「グリューナーヴェルトリーナー」!
☆Högl Grüner Vertliner Landwein ヘーグル・グリューナーヴェルトリーナー・ラントワイン
フレッシュでフルーティー、爽やかですっきりとした味わいと、余韻に感じるミネラル感が、和食とも合いそうです。
お料理は「野菜のジュレ寄せ」
たらの芽や菜の花、ふきのとうとを山東菜で包み、コンソメジュレ寄せに。白グレープフルーツとアンディーブを添えました。春の山菜の心地よい苦みと共に、爽やかな味わいを楽しみました。
二品目は、もうメインデイッシュ⁉かと間違えそうなボリュームのウィナーシュニッツェル。本来は、お皿からはみ出すくらいの大きさです。「とんかつ」と違い、薄く延ばしてありますので、意外とペロリ。仔牛ロース肉にパン粉をつけて多めの油で焼きます。チーズ・塩・胡椒でシンプルに。りんごサラダを添え、レモンも忘れずに。
ワインはこれまた「オーストリアと言えば!」のゲミシュターサッツをご用意いたしました。
ゲミシュターサッツは「混植・混醸」を意味し、異なる多種のぶどうが一つのぶどう畑に植えられ、同時収穫、一緒に醸造するという、ウィーンの伝統的な生産方法です。
Wieninger Wiener Gtemischter Satz 2014 ヴィーニンガー・ウィーナー・ゲミシュターサッツ
ぶどう品種:グリューナーヴェルトリーナー、リースリング、ウェルシュリースリングなど
フルーティーで厚みのある味わいが、カツレツの香ばしさ、りんごサラダ&レモンの名脇役と見事に合っていて、予想以上にワインの消費を早めました(笑)
メインデイッシュは
穴子のかば焼き 照り焼き風
赤ワイン、ドライプラム、いちじくヴィンコットを使ったソースで仕上げました。
プラムの甘い香りと、少しスパイシーさを感じるツヴァイゲルトを合わせました。
Höllerer Zweigelt へレラー・ツヴァイゲルト 2013
デザートはザッハートルテ。金柑のコンポート、バニラアイスと。
生地にアプリコットジャムを塗り、チョコレートでコーティング。貴腐葡萄のみを原料としたトロッケンべーレンアウスレーゼと。
NEUISIEDLERSEE Trocken Beeren Auslese 2007 KAISERGARTEN ノイジードラーゼー・トロッケンべーレンアウスレーゼ カイザーガルテン
お隣のドイツとは、品種や法律など類似点も多くみられますが、大陸性気候で降水量が少なく、ドイツに比べ温暖なオーストリアは、白はよりボリューム感のある辛口、赤はタンニンが強いフルボディなものが主流です。「ホイリゲ」というワイン酒場が賑わうオーストリアは、今回のような1リットルワインも珍しくないようです。地元の方も、日常的にワインを愛飲していることが伺えますね!
今週金曜のドイツワインと比較してみるのも面白いと思います!
普段はメニューにないお料理と、なかなか自分では選ばないなー、というワインを楽しめるのが、マリアージュ会の面白さです。
今月は12日の土曜日、12時からです。
みなさまのお越しをお待ち申し上げます☆
池宮城
ホワイトデーディナー☆
2016/03/06
「バレンタインのお返し、何をあげようかな・・・。キャンデイ?マシュマロ?お花?ぜんざい?」
と、頭を抱えていらっしゃる皆さま、『フレンチでディナー!』というのはいかがでしょうか?
12日・13日・14日の3日間、ホワイトデースペシャルディナーをご用意いたします!
おひとりさま6,500円のコース料理となっております。
13日・日曜は、通常は定休日のはずが・・・営業いたします!
だって、せっかくのホワイトデー(の前の日)の日曜ですもの!
チョコレートを贈らなかった方も、チョコレートを頂けなかった方も、単純に美味しいものが食べたい!という方も、是非お待ちいたしております!
←先日、「いけみやぎ畑」で収穫した新玉ねぎを入れたポリ袋に入れて出勤したら、てんとう虫も連れて来ちゃいました。新都心で生きていけるか心配です。(植木コーナーに放しました)
池宮城
今週は
2016/03/06
今週の前菜 パテ・ド・カンパーニュ です。
名護で採れた、紫キャベツと蕪のマリネとご一緒に。
ロゼワインといかがでしょうか。
11日・金曜日はドイツワイン会!
2016/03/06
「ドイツワインって、甘いんでしょ?」
ドイツワインをオススメすると、そうおっしゃる方が少なくありません。
でも・・・
実は・・・
ドイツワインの約64%が辛口と中辛口、残りが甘口タイプです。
フレッシュでフルーティー、酸と糖分のバランスが見事で、エレガントな味わいを楽しむタイプや、木樽を用いて醸造し、しっかりとしたタンニン、濃厚で複雑な味わいを楽しむタイプがあります。
当日は、ドイツワインのことを語らせたら日本一!の、大阪のドイツワイン輸入会社ヘレンベルガー・ホーフ株式会社 山野 高弘社長が、皆さまにドイツワインの魅力をたっぷりお伝えします!
ご用意しますのは、生産量・世界第一位を誇るリースリングを始め、シルヴァーナー、シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)から造られる6種類のワイン。泡から甘口まで、「ドイツワインって、美味しい!」と必ず呟いてしまうこと間違いありません!
春野菜をふんだんに使った智シェフが作るフレンチと共に、是非お楽しみください!
この貴重なチャンスを、お見逃しなく!!!
皆さまのお越しをお待ち申し上げます★
池宮城
第2回勉強会。
2016/03/01
昨日2月29日、4年に一度の記念すべき日に、ティステイング勉強会を開きました。
一か月前となんの変化もない私のコメント(コメントにすらなっていませんでした)に、諸先輩方は少し呆れていたようでしたが、次回は皆さんをあっ!と驚かせたいと心に誓いました。
今回は、ロワール地方を中心にティステイングしました。ソーヴィニヨンブランの比較試飲として、ニュージーランドのワインも。
そして、勉強会に参加されたすてきなムッシューから、1本頂きまして、そのワインは真っ黒ワイングラスでみんなでティステイング。
真っ黒ワイングラスは、外観が全く見えないので、香りと味わいのみで判断します。これが意外と難しいもので、全日本コンクールでも使用されているのですが、白か赤か、はたまたロゼか、百戦錬磨のプロフェッショナルの皆さんでさえ、戸惑われます。
結果、とても美味しいイタリアの白ワインでした。
試験を受ける、受けないに関わらず、単純にティステイングを学びましょう!という会です。
来月は3月14日・月曜の11時から13時頃までの予定です。
是非、一緒に学びましょう!!
池宮城